トナミ運輸（株）の平成19年3月期中間決算短信（連結）の経営成績は、下記のとおり。
昨年度より中期経営3ヶ年計画「企業革新への挑戦」に取り組んでおり、既存の「輸送・保管・流通加工・在庫管理・配送・情報処理」などを一体化した総合物流サービスを提供する「システム物流（3PL）」と提案機能を結合し、「物流ソリューション事業」として物流改善を主体とした営業力の強化をはかることによって、収益性の高い事業の業容拡大に取り組んだ。
主力の特別積合せ貨物運送事業と倉庫事業が増収となった結果、営業収益は642億57百万円となり、前期に比べ1.8％の増収。
なお、従前・特別積合せ貨物運送事業に含めていた情報処理事業を、当期より、その他事業に表示変更を行なったため、事業別営業収益明細表では、特別積合せ貨物運送事業は減収。
内部運営面では、生産性向上による運営効率化に加え、燃費向上など諸経費の削減にグループ企業をあげて取り組んだ結果、経常利益は11億55百万円となり、前期に比べ1.2％の増益。当期利益は6億15百万円となった。
事業別の業績
物流関連事業
自動車運送事業は、国内貨物輸送量が伸び悩み、運賃単価の低迷が続くなか、システム物流（3PL）を核としたソリューション事業の推進や輸送品質の向上をはかり、物流関連事業の営業収益は584億26百万円となり、前期に比べ1.1％の増収。
その他事業（省略）
次期の見通し
通期の業績見通しは、営業収益1,300億円（0.7％増）、経常利益29億円（5.8％増）、当期純利益18億円を見込んでいる。
