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米国/セーフ・ポート法で港湾セキュリティー強化

2006年12月14日/未分類

ブッシュ米大統領が、港湾セキュリティー強化を内容とするセーフ・ポート法(SAFE Port Act)に署名した。これを受けて、米政府は国境警備員を1500人増員するほか、地上レーダー装置や赤外線カメラの配備を行なう。メキシコ国境では、約700マイルに渡って二重フェンスを設置する。

「9・11テロ」以降、米政府はセキュリティー強化を重要課題としており、2001年46億ドルだった関連予算を、2006年には95億ドルにまで増大。国境警備員も同様に約9000人から1万2000人以上に増やした。この間、不法入国者600万人以上を強制送還している。

セーフ・ポート法は、港湾監視の面で3つの柱を持つ。一つは、貨物を開封しなくても中身がチェックできる検査体制の構築で、特に米国内の主要22港では来年中に放射線探知機を配備する計画だ。

二点目は、コンテナ貨物のセキュリティ強化で、米国に輸入されてくるコンテナを100%検査するとともに、米国外の世界各地の港湾に米国人検査官を配置する。これにより、米国向け国際貨物の検査を積出国で行なうことができるようになる。

三点目は、貿易再開の迅速化。港湾施設へのテロ攻撃などが実際に起きた後、米連邦政府が中心となって、水路の安全確保や復興設備の選定といった事後対応を速やかに実行する体制を整える。(翻訳)

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