（株）商船三井は、船舶運航の高い安全水準を支える船員を育成するため、国立ノボロシスク海事大学（Admiral Ushakov Maritime State Academy）と「船員幹部候補生プログラムの導入」について契約を締結した。
プログラムは、2006年12月から開始する。導入する船員幹部候補生（キャデット）プログラムは、乗船実習を主とするカリキュラムで構成し、同社は10～12隻の乗船実習教育船を提供する。
毎年、約20名の学生に乗船実習課程の履修を行い、卒業後は同社船員として雇用していく。
欧州を担当するアザレア・マリタイム社（Azalea Maritime B.V.本社ロッテルダム）が採用を担当する。同社は、プログラム導入に先立ち、ことし8月、ロシア南西部の黒海に面したノボロシスクに現地法人Azalea Maritime Novorossiysk Ltd.を設立し、11月9日に船員雇用許可証を取得した。
