関西汽船（株）の平成18年12月期連結決算は、売上高132億8900万円（前年同期比2.7％増）、営業損益2億6700万円の損失、当期損益3億1500万円の損失となった。
国内物流事業は比較的順調に推移したものの、燃料費の高騰によるコスト増を吸収しきれなかった。
同社は平成19年度を初年度とする中期経営計画を策定し、平成19年12月期には黒字化する見通しを発表したが、中期経営計画の成否によっては「会社の事業の継続に重大な影響を及ぼす可能性がある」と言明。
ほかの輸送機関との競争が激化しており、経常損失、当期純損失が継続している現状を踏まえ、「継続企業の前提に関する重要な疑義が存在している」としている。
