三井物産(株)は3月8日、米国ブライトスター社の100%子会社、ブライトスター・ロジスティクス Pte. Ltd.(シンガポール・ブライトスター社)に対し、3000万米ドルの出資を実行したと発表した。
ブライトスター社は携帯端末物流の世界最大手で、シンガポール・ブライトスター社は東南アジアの地域統括会社。
シンガポール・ブライトスター社は携帯電話端末の戦略的調達、カスタマイゼーション、フルフィルメント、在庫管理、販売管理などのサービスを通信事業者、販売店に提供している。
既にシンガポール、フィリピン、マレーシアで事業展開しており、今後、ベトナム、タイなどにも進出する。
三井物産と米国ブライトスター社は、三井物産が2004年8月に出資以降アジア・パシフィック地域での事業展開を共同で検討。
最初の取組みとして、三井物産が2005年11月にブライトスター・ロジスティクス Pty. Ltd.(オーストラリア)にも出資し、2006年の6月には関係強化、アジア・パシフィック地域での共同事業展開を推進するため、米国ブライトスター社に5000万米ドルをさらに出資している。
三井物産では「ブライトスター社を重要な戦略的パートナーと位置付け、共同事業、戦略提携を強化、アジア・パシフィック市場での携帯電話関連事業の拡大を目指す」としている。