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三菱電機/2年間で20%調達コスト削減

2007年04月06日/SCM・経営

三菱電機(株)は、原価低減施策の柱として「C∑21活動」を2007年4月から展開し、2009年3月までの2年間にグループ全体で20%以上の調達コスト削減を目指す。

基本方針:
(1)源流段階からの「コスト共創活動」の深化
素材高騰による影響を抑えるべく、WeightReduction(小型・軽量化)、安価材料への代替等の素材VA(Value Analysis)活動を推進。
また、開発段階でのVA、テアダウンの徹底、受注前段階での競合強化等により「コスト共創活動」の成果拡大を図り、製品の機能や市場価格の動向に先行したコスト、仕様の実現を目指す。

4:テアダウン(Tear Down)
装置や部品を分解し、データ類の徹底した比較分析を行うコストダウン手法
(2)サプライヤー戦略の徹底
原価低減活動として進めてきた「∑活動」の基本である「集約と機動的シェアシフト」を再度徹底し、特に、寡占品、カスタム品において、競合メーカーの開拓、育成を進める。
また、発注方針に取引先の品質状況を盛り込む等、調達品の品質向上への取り組みを推進。
さらに、A∑21活動においてパートナーシップを構築したキーサプライヤー(事業上必須の取引先)と一層連携した活動を展開し、より源流段階における目標コスト実現のほか、共同開発、品質向上等にも取り組み、当社製品競争力の強化を図る。

(3)グローバル連結調達力の強化
中国・アジア地区を重点とした調達活動を継続し、海外サプライヤーの指導、育成も進め、さらなる輸入拡大に取り組む。また、国内マザー工場の支援、現地スタッフの育成等により、海外生産拠点におけるコストダウン、安定調達等活動レベルの向上を図り、連結での調達力強化を目指す。

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