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カルピス/生産・物流体制を再編成

2007年04月27日/物流施設

カルピス(株)は相模工場を閉鎖し、生産拠点を現在の3か所から2か所に集約するとともに、相模工場周辺に分散している倉庫を工場敷地内の物流センターに集約、配送機能の効率化を図る。

同社では2003年から生産・物流体制の再編を検討していた。現在の生産体制は東日本エリア2工場、西日本エリア1工場の3工場体制で、東日本エリアでの生産効率向上を図るため、相模工場の生産機能を2008年6月末までに群馬工場などへ順次移転・集約し、群馬・岡山の国内2工場体制に再構築する。

生産・物流機能の強化では、群馬工場で生産効率の向上、固定費・材料費のコスト削減を図るため、初めてアセプティック製造ラインとペットボトル容器成型設備などを導入。あわせて、群馬工場敷地内に物流倉庫を2008年6月に新設し、東日本エリアの物流機能を増強する。

東日本エリアの拠点となる群馬工場への設備投資額は約70億円。この設備投資と相模工場の生産機能移転により、群馬工場の生産能力は1.5倍に増強されるという。

コスト削減は、2008年から2010年にかけて16億円を狙う。なお、相模工場の生産機能移転に関わる特別損失は30億円(2007年度中)を見込む。

群馬工場の敷地内に新設する物流倉庫は、カルピス物流サービス社の群馬物流センター、群馬工場周辺の外部倉庫を新物流倉庫に集約し、あわせて新ペットボトル製造ラインの倉庫機能としても使用することで、東日本エリアでの物流拠点として機能強化する。

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