米国日本通運（株）シカゴ航空貨物支店は、シカゴ－トロント間の自社シャトルトラックの定期運行をカナダ日本通運（株）と共同で開始した。
同支店では従来から、シカゴ・オヘア空港へ到着した貨物を中西部7拠点へ到着翌日にデイリーのシャトルトラックで定時配送するサービスを運行しており、トロント向けは8拠点目の路線。
トロント向けサービスは、同支店上屋へ搬入した貨物を自社シャトルトラックに積み合わせて転送、米加国境でカナダ日通が24時間体制で輸入通関を行い、輸送・通関・配達を一貫して自社で行う。
トロント向けは、デジタルカメラなど家電製品や自動車部品の需要が多く、日本からの直行便だけでは輸送キャパシティ不足となっており、自社シャトルトラックを定期に運行することで、通年で安定した輸送サービスを提供し、セキュリティの確保、トレーサビリティの向上も可能になった、としている。
当面、週3便の定曜日運行で開始するが、自動車産業を中心とした米国中西部発カナダ向けトラック輸送貨物が旺盛なことから、運行便数の拡大も視野に入れる。
