日本郵船(株)は、ブラジルの資源会社リオドセ社との間で、ブラジル産鉄鉱石を20年間輸送する超長期航海輸送契約を締結した。
2011年から20年間、年間約130万トンの鉄鉱石をブラジルから中国へシャトル輸送するもので、中国・南通中遠川崎船舶工程有限公司で2011年竣工予定の新造30万トン型鉱石専用船を投入する。
日本郵船としては南米の資源会社との初めての超長期契約で、日本と中国の顧客以外で初の30万トン型大型鉱石専用船での輸送契約となる。
リオドセ社は中国の鉄鉱石需要を取り込むため、競争力のある中国向け鉄鋼石の輸送手段確保を目指していた。