AMBプロパティー・コーポレーションは、メキシコのティファナにある延べ26万4000平方フィートの物流施設を取得した。
施設名は「AMBフロンテラ・ディストリビューション・センター」で、米国日立物流子会社のメキシコ日立物流(Hitachi Sistema de Transporte Mexico)に全面的にリースされている。
同センターは、米国との国境ポイントであるOtay Mesa U.S./Mexicoから2.5マイルの位置にある。日立は現在、メキシコ国内で生産された家電などの米国向け製品のための物流拠点としてセンターを使用している。
ティファナは米国との国境地帯の物流や工場生産の要となる地域。Otay Mesaは米カリフォルニア州側にあり、AMBによると、メキシコと同州との国境地帯では最大の商用交通ポイントとなっており、トラック通過回数は年間150万回に上る。
AMBは、ティファナのほかパリ、東京、シカゴ、サンフランシスコ湾岸地区でも、日立に物流スペースをリースしている。
AMBは、ティファナ、メキシコシティー、グアダラハラなどメキシコ国内の計5カ所で不動産を運営もしくは開発中で、合計延べ面積は約600万平方フィートに上る。