金商(株)は、7月31日に発表した4-6月期業績の中で中長期的な経営戦略として、親会社の三菱商事(株)のネットワークを活用したグローバル展開を行い、金属全般の商流・物流・事業投資の機能を生かして「より高いレベルで顧客ニーズに対応できる」体制構築を掲げた。
非鉄金属分野で三菱商事と連携しつつ、鉄鋼分野では得意分野を中心として、金属全般の商流・物流・事業投資の機能強化を図り、事業規模・収益の拡大を目指す。
物流部門の4-6月期連結業績は、売上高5億9100万円、営業利益1900万円。物流部門が全社の売上高に占める比率は、1.3%に縮小した。
環境関連の陸上輸送取扱量が減少したほか、金属分野に経営資源を投下して成長を目指す中で、物流部門を再構築し、非鉄金属関連以外の物流業務から撤退したため。