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横河電機/無線ICタグで作業者の位置、姿勢、移動速度を把握

2007年08月27日/物流施設

横河電機(株)は、加速度センサを内蔵した無線ICタグを利用して、工場や大規模施設、病院や老人福祉施設などで作業員、患者、入所者などの動向を把握し、安全確保を支援する安全支援システム「ASTREAPM100」を開発、販売を開始した。

「ASTREAPM100」は、作業員、患者等の安全管理対象者一人ひとりが無線ICタグを装着、安全管理区域内に配した基地局で信号を受信することで、対象者の状態を監視・記録するシステム。

独自に開発した加速度センサ内蔵の無線ICタグにより、個人の位置の把握はもとより、姿勢(立っているか、倒れているか)や移動速度(止まっているか、歩いているか、走っているか)も把握することが出来ます。緊急時には自動で警報を発し、管理者に対応を促す。

これにより、万が一急病や事故が発生した場合にも迅速に救援を行うことができる。

現代の工場は省人化を追及し、工場などで製造装置の運転や保守に関わる作業員は、少人数で広大なエリアを担当する例が増えている。大型公共施設やトンネルなどの大規模構築物においても、保守要員は人目の届きにくい場所で作業している。

このような場所で作業員が万一急病になったり事故に遭遇したりするなど不測の事態が発生した場合には、早期に発見し、救援することが重要になっている。

販売目標は、2007年度10システムで、2008年度50システムを見込んでいる。

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