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住友商事、キヤノン/中国-ベトナム陸路定期輸送サービスを開始

2007年09月14日/国際

住友商事(株)は9月13日、ベトナム北部を起点とした中国華南地区を結ぶ陸路輸送サービスの定期便を開始したと発表した。8月末から週1回の定期輸送を開始し、9月中旬から週2便に増便。これに伴い、主要荷主のキヤノン(中国)とともに、9月12日に中越国境の凭祥で開始セレモニーを行った。

これまで、中国-ベトナム北部間の輸送は海上輸送が中心だったが、華南地域-ハノイ間の所要時間は約一週間かかっていた。住友商事では海上輸送に比べて、実輸送時間、リ-ドタイムの大幅な短縮を実現した陸路輸送サービスを2005年から提供していたが、緊急出荷に対応するためのチャーター便出荷だった。

住友商事では「格段の定期性、定時性が確保される定期便を今回から就航させることにより、輸送モードの選択肢を増加させ、コスト・運行面で、新たな需要を掘り起こすこととなる」と説明している。

定期便はキヤノンベトナムから華南地域にあるキヤノン(中国)の物流拠点へプリンターを週2便、配送するところから開始。今後は中国からベトナムへの貨物輸送量も増加させ、双方向で安定した定期陸路輸送で両地域を結ぶ。

住友商事では、中越陸路輸送と並行して泰越陸路開発も手がけており、この中越陸路の定期化の次のステップとして泰越陸路輸送の定期化を年内をめどに計画中。中国からタイまで、中国とASEANを繋ぐ陸路定期輸送を実現させる。

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