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ポルシェ/独ザクセンハイムに新スペアパーツ用ウェアハウス着工

2007年10月18日/国際

ドイツのポルシェAGは10月17日、ルートヴィヒスブルク行政区にあるザクセンハイムの工業地域、アイヒヴァルトで、スペアパーツ用倉庫の建設に着工したと発表した。

ポルシェAGは、総額1億ユーロ以上を投資して総面積26ヘクタールの敷地に施設を建設する。ポルシェは総床面積4万㎡の倉庫を2008年の春までに竣工、操業を開始する。

建設計画の第2段階として、敷地面積7万2000㎡の用地にもう一方の倉庫を2010年までに完成させる計画。2倉庫が完成すると、合計8万アイテムにのぼる、新旧世代のポルシェ車の部品が保管される。

ポルシェAG取締役で生産物流部門の責任者ミヒャエル・マハト氏は「ルートヴィヒスブルクにある現在の倉庫はこれ以上の増築が不可能であるにもかかわらず、販売台数とモデルレンジは拡大の一途をたどり、スペアパーツの需要が増え続けている。こうした状況下ではスペアパーツの物流を見直し、無駄のないオペレーションを導入することが不可欠」と話している。

またマハト氏は「今回の計画で、世界に散らばる650のディーラーとの距離を短縮させることができた。経済的なメリットをもたらすだけでなく、環境への影響を抑制することにもつながる」と説明、環境面のメリットを強調している。

最新のスペアパーツ用ウェアハウスは、ポルシェの特徴的な建築物となる予定で、透明な建築構造を取り入れていることから建物内には光が多く入り、快適な労働環境を提供できるという。

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