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丸運/9月中間期、原油高で液体輸送部門減収

2007年11月07日/決算

(株)丸運の9月中間期連結業績は、一般貨物輸送・倉庫部門がやや伸長したものの、液体輸送部門が前年同期に比べ減収となったことから、売上高は273億3500万円でほぼ前年並みとなった。経常利益は9億2800万円(前年同期比29.6%増)、当期純利益4億5200万円(26.2%増)。

国内貨物輸送量は、全体としては減少傾向が続いたものの、旺盛な設備投資に支えられ、素材などの貨物輸送量が好調に推移。環境リサイクル分野で営業拡大に注力した結果、部門収益は増えた。

石油輸送は、原油価格の高騰に伴い製品価格が上昇し、一部でエネルギー転換が進んだことなどから、輸送量が減少。また、化成品輸送は、汎用品が原料高の影響を受けて輸送量が減少し、部門全体の営業収益は2.7%の減収となった。

コンテナ輸送は、グリーン物流に対応した輸送手段の最適組合せを顧客に提案するなど積極的な営業展開を行ない、取扱量の拡大に努めた。モーダルシフトによる既存顧客の積み合せ貨物などの増量や、スーパーグリーンシャトル列車利用の貨物の増量があったものの、新潟県中越沖地震、台風などの自然災害による輸送障害の影響が大きく、営業収益はほぼ前年同期並。

国際輸送部門は、中国・アジア地域での非鉄金属の地金、スクラップ、電子材料の取扱量が引き続き堅調に推移。しかし雑貨を中心とする輸入航空貨物の取扱量が減少したため、営業収益はほぼ前年同期並となった。

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