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川西倉庫/9月中間期、通関業取消し響き中間損失4億円

2007年11月26日/決算

川西倉庫(株)の9月中間連結業績は、売上高106.9億円(前年同期比6.5%減)、営業損益0.8億円の損失(前年同期は3.2億円の利益)、経常損益0.6億円の損失(同3.2億円の利益)、中間損益4億円の損失(同13.4億円の利益)となった。

通関業免許の取消しなど、行政処分による影響を最小限に抑えるため取扱い貨種の転換や関東地区で新たな顧客との保管、配送業務を開始するなど、積極的な営業活動を推進したものの、食料品などの主要普通貨物取扱いが前年同期を下回り、冷蔵貨物取扱いも低調に推移、業績が大きく悪化した。

倉庫業は、コーヒー豆や食料品などの主要貨物取扱いが低迷、入出庫量・保管高とも前年同期を下回った。冷蔵倉庫業務も輸入豚肉に替わる貨物の集荷に努めたが、大幅に減少。

港湾運送業務は、輸出業務やターミナル業務、建機などの船積業務は増加したが、船内荷役業務が減少、荷捌貨物取扱いも大幅に減少した。貨物運送取扱業務は、普通倉庫貨物、冷蔵倉庫貨物の取扱いが減少したことから、コンテナ運送収入は減少したが、トラック運送収入は、新たな小口配送業務の取扱いもあり増加。

国際業務は、NVOCC(国際複合一貫輸送)の中国関連と三国間輸送は好調に推移したものの、航空貨物は顧客の物流経費の見直しが進み減少。流通加工業務は、食品関連のセット組み作業や詰替え作業が減少し、豆類の選別作業も低調に推移。手続業務は、普通倉庫貨物、冷蔵倉庫貨物の取扱い減に伴い他法令関係取扱い件数が減少し、通関業の免許取消しに伴う通関業務の外部委託の影響で、業務収入が減少した。

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