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川西倉庫/売上高9.4%減、営業損失1800万円

2009年08月13日/3PL・物流企業

川西倉庫が8月11日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、売上高は50億7300万円(前年同期比9.4%減)、営業損失1800万円(前期は5400万円の営業利益)、経常損失900万円(6300万円の経常利益)、当期損失1200万円(3100万円の当期利益)となった。

総合物流業の事業別の概況は、倉庫業の普通倉庫業務でコーヒー豆の入庫高は前期を上回ったが、食料品、雑豆その他主要貨物の入庫高が低調に推移。出庫高は、荷動きが悪化する中前期を下回り、出庫高が入庫高を下回る傾向が続いたため保管高、保管残高は前期を上回った。

冷蔵倉庫業務は、前期よりも入出庫高、保管高が低水準となったため、厳しい状況が続いた。売上高は19億1100万円(4.0%減)となった。

港湾運送業務は、年初から悪化した北米への輸出船積業務や船内荷役業務取扱いがさらに落込み、前期を大幅に下回った。また、輸入貨物取扱い低迷で荷捌き業務も前期を下回り、売上高は4億8800万円(20.7%減)。

貨物運送取扱業務は、普通貨物と冷蔵貨物の取扱いが減少し、コンテナ運送やトラック運送、小口配送業務も低迷。売上高は14億4500万円(11.2%減)となった。

その他の物流業では、国際業務が国際複合一貫輸送業務で輸入貨物が低迷したほか、自動車関連、家電、化学品の輸出貨物取扱いがさらに悪化し、前期実績を下回った。流通加工業務は、食品関連業務やコーヒー豆や輸入豆類の選別作業が前期を下回った。手続業務は、今年1月に通関業の許可を受け通関業収入が増加し、手続収入は前期を上回った。事業全体の売上高は12億900万円(10.2%減)となった。

その他の事業は、パレットやコンテナ販売が前期と同程度に推移し、売上高は1800万円(0.3%減)と横ばいで推移した。

通期は売上高220億円(増減なし)、営業利益8000万円(12.5%増)、経常利益1億円(15.9%増)、当期利益1000万円(37.7%減)を見込んでいる。

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