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大運/9月中間期、営業益ゼロに

2007年11月26日/決算

(株)大運の9月中間連結業績は、売上高47.5億円(前年同期比39.4%増)、営業利益ゼロ(99.9%減)、経常利益0.1億円(82.5%減)、中間損益0.1億円の損失(前年同期は0.5億円の利益)となった。

港湾運送部門は、輸出で家電、機械、情報関連機器などが堅調な動きを示し、プラント輸出は国際複合輸送部門も絡め継続的に推移した。繊維、雑貨は日系企業の東アジア特に中国での生産体制が確立しているため、現地工場向け輸出の比率が大きく、輸入部門の取り扱いと一連の流れに大きな変化は出なかった。小口混載貨物は、上海、釜山のほか東南アジア諸国など定期輸送の体制が確立しつつあり、増収要因となった。

輸入部門は、中国からの国際複合一貫輸送が依然好調に推移、プラント輸入も継続したが、自社倉庫上屋でコンテナ出しを行う行為が大幅に減少し、通関後荷主に直送の作業が大半を占め、作業収入の悪化傾向が続いた。

海上コンテナー輸送は、参入規制緩和、排ガス規制による車両入れ替えに加え、荷主メーカーの物流合理化から企業間競争が激化し、収受運賃・料金は厳しい状況が続いた。大阪港など6大港でのヤード搬出入の慢性的滞留問題から1台あたりの稼働率が大幅に低下した。運賃・料金の下落に加えて輸送効率の支障から、収益率の悪化につながったとしている。

利益面では、旧関西商運との合併に伴う経費が大幅に発生し、厳しい状況となった。

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