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国際石油開発帝石HD、商船三井など/国内9社共同でNGH海上サプライチェーン事業化調査

2007年12月06日/SCM・経営

国際石油開発帝石ホールディングスは12月5日、石油天然ガス・金属鉱物資源機構が行った「天然ガスハイドレート(NGH)を利用した天然ガスの海上輸送サプライチェーン(NGHサプライチェーン)」の公募で、子会社の国際石油開発を含む9社が共同で応募し、採択されたと発表した。

NGHは、天然ガスが水分子の中に取り込まれたシャーベット状の固体物質で、体積の170倍の天然ガスをマイナス20度常圧で安定的に包蔵できる媒体。安全性が高く、経済的で、環境にも優しい新たな天然ガスの輸送・貯蔵媒体として期待されている。

今回の調査は、国内を代表する天然ガス関連企業が、各社の持つ技術的知見、事業化の各種情報に基づいて共同で検討を行い、NGHサプライチェーンの事業性調査を小規模のLNGやCNGと比較ながら実施するとともに、実用化に向けた具体的な実証試験プロジェクトの計画を立案する。国際石油開発帝石ホールディングスでは「今回の調査の実施を機に、世界初のNGHサプライチェーンの早期事業化を目指す」としている。

共同調査実施企業は、NGHジャパンが全体マネジメントを担当し、上流開発を国際石油開発と石油資源開発、海上輸送を商船三井と日本郵船、NGH利用を中国電力と東京ガス、技術開発を三井造船、商業化を三井物産――がそれぞれ受け持つ。

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