スズキは12月7日、タイに四輪車の工場を建設すると発表した。タイ中部のラヨン県に建設し、2010年夏から稼動させる。スズキグループで資本金30億バーツ(約100億円)を出資して生産会社を設立。工場建設の投資金額は95億バーツ(約314億円)で、フル稼働時の従業員数は約1200人とする計画。
現在タイでは、子会社の「スズキ・オートモービル・タイランド」社がタイ国内販売を行っているが、タイ政府のエコカープロジェクトで、スズキもエコカー生産についての承認を受けたことから、エコカーの条件のひとつである「生産開始から5年後の生産台数10万台以上」の生産能力を持たせるため「今後近隣諸国への輸出を含めた生産・販売を行っていく」としている。