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コマツ/ロシアに本体組立工場を新設

2007年12月17日/物流施設

コマツ(社長:野路國夫)は12月14日、ロシアのヤロスラブリに建設機械、フォークリフトをはじめとした小型機械の生産会社を設立すると発表した。

コマツの建設・鉱山機械関連の生産拠点としては47番目(国内12、海外35)、ロシアでは1998年に設立したクラネクスインターナショナルに次ぐ2番目の工場で、ロシアで初めての本体組立工場。

新工場は2010年6月の生産稼働を目指し、溶接から組立まで一貫生産となる建設機械の生産ライン、小型機械の生産ラインを設置。建設機械は、油圧ショベルPC200の生産からスタートし、PC300、PC400と機種を拡大する。小型機械は1-2トンクラスのエンジン式、バッテリー式のフォークリフトの生産から始め、次いでスキッドステアローダーの生産も開始し、小型建機とフォークリフトを混流生産することで、生産効率の向上などシナジー効果の発揮を目指す。

ロシアでは建設・鉱山機械の需要が拡大しており、ブルドーザー、ホイールローダーなど主要7建機の需要は2006年に約1万8000台、2009年には3万2000台を超えると予測。フォークリフトの需要についても、コマツでは2009年には2006年と比べ約2倍の3万3000台を超えるとみている。

ロシア国内に生産拠点を設置することで、物流コストや在庫の削減につながるとともに、ロシア国内の顧客に対するサポート体制を充実させることが可能となり、コマツ製品に対する信頼感が増すもの、としている。本格生産開始予定の2011年度に売上高約500億円を目指す。

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