日本シイエムケイは12月26日、住友ベークライトとの合弁会社SNCについて、日本シイエムケイが保有する全株式を売却し、合弁の解消を発表した。
昭和55年以来、住友との合弁事業を通じて、アセアン・中国における片面配線板事業と材料供給事業(SNC)に携わってきたが、ローカルメーカーの台頭、原材料の高騰などにより、合弁事業開始当時には予想できないほど、厳しい環境にある。
このため、日本シイエムケイでは、ことし9月末をで、片面配線板事業における住友との合弁を解消し、同事業の縮小等再構築を進めているが、SNCの材料供給事業についても、株主であり続ける必要はないと判断したので、保有するSNC株式を住友ベークに売却し、合弁を解消するもの。
合弁解消の方法は、日本シイエムケイが49%の株式を保有するSNCの全株式(89,670千株)を住友に売却する。なお、合弁解消による株式売却により、連結で約18億円の特別損失を計上する。