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キユーソー流通システム/19年11月期、夏季の貨物集中が利益圧迫

2008年01月15日/決算

キユーソー流通システムが1月11日に発表した2007年11月期連結決算は、売上高1402.6億円(前期比3.5%増)、営業利益14.1億円(45.3%減)、経常利益14.4億円(45.3%減)、当期純利益3.7億円(64.7%減)となった。夏季の繁忙期に発生した過度の貨物集中による臨時費用の発生が利益を大幅に圧迫した。

「倉庫作業支援システム」と保管効率を高める「移動棚」の導入を進め、アセット型サードパーティーロジスティクスの提案営業を進めた結果、流通系を主な顧客とする専用物流とキユーソー便全国小口輸配送システム受託は拡大。しかし、食品メーカー物流などの保管を伴う共同物流の顧客獲得が低調に推移した。

利益面は、倉庫作業支援システムや移動棚を積極的に導入するとともに倉庫や運送の固定費のコスト低減施策を推し進めたものの、商品の小型化による収受料金低下、顧客の在庫圧縮と拠点集約の影響で保管を伴う共同物流の顧客獲得が低調に推移し、増加した固定費などを吸収できなかった。

燃料価格上昇の影響に加え、人材確保など費用の増加や、多品種少量化に伴う人員増、パレット費用などが増加した。4か所の倉庫を統廃合し賃借料などの固定費を削減したものの、夏季の繁忙期に発生した過度の貨物集中による臨時費用の発生が利益を圧迫し大幅な減益となった。

このほか、中国・上海市で冷凍冷蔵品の取扱を目的とした冷凍冷蔵倉庫を2007年11月に稼動、東京湾岸地区(川崎市)では輸入貨物の取扱を目的とした低温物流センターをことし1月に稼動させた。

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