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キユーソー流通システム/燃料値下がりで営業利益72%増

2009年09月29日/決算

キユーソー流通システムが9月29日に発表した2009年11月期第3四半期決算によると、売上高は1012億8200万円(前年同期比4.8%減)、営業利益10億1500万円(72.0%増)、経常利益10億1300万円(62.2%増)、当期利益2億4300万円(43.2%増)となった。

第3四半期は、倉庫作業支援システム運用による物流品質の向上やパレットの流出抑制と回収の促進、受注センターの拠点統合を実施した。

売上高ではコンビニエンスストアや量販店など流通業向けの専用物流の受託が拡大したものの、景気悪化による在庫・出荷物量減少の影響で共同物流の既存取引売上高が減少。

利益面は、共同物流の物量減少による採算悪化は見られたが、昨年に比べ燃料調達の単価が低位に推移したことと、パレット費用や運送コストなどの合理化改善が進捗し大幅増益となった。

事業別の概況は、倉庫事業が景気悪化で既存取引の在庫・出荷物量が減少した共同物流の影響で減収となり、利益面は、パレット費用など合理化改善は進捗しているものの、倉庫事業の売上による固定費の吸収ができず減益となった。

売上高は157億4800万円(5.2%減)、営業損失は10億1300万円(前期は7億700万円の営業損失)の減益となった。

運送事業は、専用物流は増収となったが出荷物量の減少で既存取引が減少した共同物流の影響で結果的に減収となった。

利益面は、共同物流の減収で粗利益の悪化はあったものの、燃料単価が低位に推移し、合理化改善の進捗もあったため増益。運送事業売上高は749億7800万円(3.8%減)、営業利益は18億8000万円(68.0%増)の増益となった。

通期は売上高1340億円(6.3%減)、営業利益11億円(9.9%減)、経常利益10億円(21.9%減)、当期利益3億5000万円(9.1%増)を見込んでいる。

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