キユーソー流通システムは、2008年11月期に営業利益15億円を達成するため、荷役作業などの業務標準化を進めるとともに、中国での冷凍冷蔵品の取扱いを開始する。
同社が目標達成に向けて掲げた戦略は、「業務の標準化による事務および荷役作業の効率化」「新サービスの立上げ」「固定費の吸収と変動費の削減」の3項目で、倉庫作業支援システムなどの既導入システムの完全運用を進め、サービスレベルの底上げ、統一化を図るほか、無在庫物流と在庫物流の拠点分離、運送車両の定時運行を進める。
また、1月に立ち上げたばかりの川崎低温物流センターで、輸入貨物の通関事務・保税業務の取扱を開始するほか、中国で冷凍冷蔵品の取扱を開始。固定費の吸収と変動費を削減するため、物量にあわせた運送積載効率の向上と直送化の推進、保管・運送を伴う新規顧客の獲得、パレット費用の引き下げ――などの施策を講じる。