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ハマキョウレックス/近物レックスの経営改善状況を報告

2008年02月12日/3PL・物流企業

ハマキョウレックスは2月8日に発表した2007年4-12月期連結業績の中で、近物レックスの経営改善に向けた取り組み状況を報告した。
経営改善に向け、同社では①給与体系の変更②幹線輸送系統の抜本的見直し③運賃是正④セールスドライバーの稼働率アップ――の4施策を柱に取り組んでいる。
2007年9月16日から給与体系を変更し、自社ドライバーのモチベーション、稼働率の向上を図り「仕事量に応じた公平な給与体系」へと変更。ドライバーからも荷物獲得についての意見が出るようになり、意識改革は着実に進んでいる、とした。さらに「信賞必罰を徹底」し、モチベーションの向上のため報奨金制度を新たに設けた。
同年9月18日から実施している幹線輸送系統の見直しでは、914便あった幹線便をことし1月末時点で833便まで削減。今後、800便まで削減を図る。
運賃是正では、1月末までの成果として、件数で約1300件、金額で月額約6700万円の運賃是正交渉の成約に至った。不採算の取引先については、撤退も含めた選択肢の中で交渉を続けているという。
また、セールスドライバーの1日当たり集配輸送トン数を目標管理し、稼働率向上に取組んでいる。この取組みにより、2007年10月からの3か月間で傭車費用を前年同期比3700万円削減した。
同年4月から導入した店所別損益表に基き、毎月の定例部長会で店所別の収支検討を継続。これを基に、今までトップダウン方式で作成していた計画を、来期は各店所自身で作成した計画数値のボトムアップ方式へと変更。各店所が自ら作成した計画の達成に向け、全員参加で取組む。
また、店所別損益表に基いて、近物レックスの不採算店所の統廃合を検討し、物流センター事業への転換、グループ以外での資産の効率的な運用も視野に入れ、「更なる収支改善に向け取組む」としている。

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