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SBSHD/07年12月期、経常利益・純利益とも微減、情報事業不振

2008年02月29日/決算

SBSホールディングスの平成19年12月期決算の業績は、中核事業である物流を中心に概ね順調に推移し、売上高は147,097百万円(前期比3.1%増)と増収を確保、収益面でも内部統制などの管理コストの増加や一部事業の低迷は見られたものの、物流、人材、金融の各セグメントの好調に支えられ、営業利益で6,794百万円(14.2%増)と増益となった。
しかし、経常利益は7,901百万円(0.1%減)、当期純利益は、子会社株式の譲渡に伴う損失や貸付債権の取立て不能等の一過性の損失計上および投資有価証券の評価損の計上により、4,054百万円(0.5%減)と減少した。
物流事業は、主力の物流事業はB to Bへ経営資源を集約した結果、順調に業績が推移し、売上高116,780百万円(3.8%増)、営業利益2,286百万円(32.6%増)と増収増益を確保した。
なお、ダックは、個人顧客向け引越サービスとSBSグループの法人顧客向け物流サービスとのシナジー効果が薄く、活かしきれなかったことなどから、平成19年10月に保有する株式の90%をアートコーポレーションへ譲渡した。
マーケティング事業は、依然経営環境は厳しく、売上高11,046百万円(2.7%増)、営業利益168百万円(26.9%減)と増収減益となった。
人材事業は、引き続き旺盛な需要のある一方、登録スタッフの確保が難しい環境が続いていたが、る拠点の増設による積極的な営業活動が奏功したことにより、受注機会と登録スタッフの増加を可能とし、売上高6,152百万円(14.0%増)、営業利益393百万円(42.4%増)と好調に推移しした。
金融事業は、平成19年4月に竣工した京田辺の物流センターの賃料収益に加え、平成19年7月には平成18年12月に一部売却しました大宮センタービルの信託受益権の残存部分の売却が業績を嵩上げし、売上高15,179百万円(14.8%増)、営業利益で4,565百万円(9.9%増)となった。
その他の事業は、情報事業が不振に終わったことから、売上高987百万円(54.0%減)、営業損失は283百万円(前年同期は、営業損失91百万円)と減収減益となった。
次期の見通しでは、本業の物流事業は伸長するものとみているが、物流施設売却益を慎重にみていることから、売上高145,000百万円、営業利益4,000百万円、経常利益4,800百万円、当期純利益3,000百万円を見込んでいる。

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