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SBSHD/12月期の売上高17%減、営業利益13%減

2010年02月15日/3PL・物流企業

SBSホールディングスが2月15日に発表した2009年12月期の業績は、売上高1157億1000万円(前年同期比17.0%減)、営業利益28億8800万円(13.1%減)、経常利益37億4800万円(6.2%減)、当期利益19億8800万円(2倍)となった。

セグメント別では、物流事業は、新物流センターの稼働による新たな顧客への3PL事業の提供開始など業容の拡大に取り組んだものの、メーカー系物流を中心に全業種にわたって荷動きの低下が見られ、売上高は1048億100万円(8.5%減)となった。

しかし、あらゆるコストの見直しと業務改善活動を進め、営業利益は26億9900万円(5.2%増)と増益を確保した。

マーケティング事業は、広告需要の減少による減収に加え、子会社売却の影響により売上高は
35億7200万円(65.3%減)、営業利益も3100万円(22.0%減)と減少した。

人材事業は、人材派遣需要の低迷が続き、売上高は50億4500万円(26.8%減)、営業利益1億4700万円(69.5%減)と減少した。

金融事業は、物流施設の流動化を実施しなかったことから、売上高は16億7000万円(74.7%減)、営業利益4億300万円(49.0%減)に留まった。

情報事業はリストラの影響により売上高6億2000万円(42.8%減)、営業損失4500万円となった。

次期の見通しは、引き続き3PL事業の拡大に向けて営業力の強化を行うとともに、オペレーションの徹底した見直しを行いローコストで高品質なサービスの提供に努め、さらなる需要の拡大を図る。

グループ横断の構造改革チームを設置し、ビジネスモデルや組織・運営体制の見直しに取り組み、業界上位の収益体質への転換を目指す。

2010年12月期の連結業績は、売上高1160億円(0.3%増)、営業利益32億円(10.8%増)、経常利益30億円(20.0%減)、当期利益20億円(0.6%増)を見込んでいる。

なお、2009年11月に日本ビクターと物流子会社の株式取得に向けた基本合意を締結については、2010年春の最終合意に向けて交渉を進めている。

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