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資生堂/中国事業を拡大、SCMなど事業インフラ強化

2008年03月04日/国際

資生堂は中国事業で年20%の売上拡大に取り組む。急激な規模拡大を支えるため、SCM、情報システムなどの事業インフラの強化を同時に進める。
2008年から始める次期3か年計画で中国事業の強化を打ち出したもの。デパートの中核ブランドを4月に全面リニューアルするほか、発売品目を増やし、販売カウンター、接客応対、ブランドコミュニケーションを一新、愛用者数120万人を3年後に210万人に広げる。
輸入品扱いの「SHISEIDO」ブランドは、日本で人気の高い商品を「東京発リージョナルライン」として発売し、愛用者数を現在の20万人から35万人に拡大する計画。
化粧品専門店チャネルでは、これまでの全店一律だった品揃えと契約条件を、店によって幅を持たせる層別化戦略へシフト。
「ウララ」を中心とする複数のブランドを扱ってきた化粧品専門店としての業態に加え、専用什器設置とPOS設置、専従販売員などの基本的取引条件は維持し、取扱ブランドを中低価格帯のスキンケア「ピュアマイルド」のみに限定した「PM(ピュアマイルド)優良店」という業態を新設する。
「PM優良店」は化粧品専門店のように資生堂取扱店という名称を冠することはできないが、取扱商品を限定することで、販売店側の初期投資や在庫負担が少なくなる、としている。化粧品専門店と合わせて「PM優良店」を拡大することにより、価格帯と出店地域の両面から顧客対象層の裾野を広げていく考え。

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