旭化成／エレクトロケミカル、医療関連事業を再編

旭化成グループは3月11日、「エレクトロケミカル関連事業」と「医療関連事業」について経営体制を再編することを決めた。
エレクトロケミカル関連事業は半導体実装材料、表示材料、電池材料など、化学技術をベースにしたエレクトロニクス用途の電子材料事業だが、「医療関連事業」とあわせて、グループの重点成長領域として位置づけている。
経営体制の再編では、エレクトロケミカル関連事業と医療関連事業をそれぞれ持株会社である旭化成の子会社として再編し、グループの重点成長領域として明確化するとともに、経営の効率化により戦略的な意思決定と資源投入を迅速に行うことができる体制とする。
エレクトロケミカル関連事業については、旭化成の新事業本部の一部と旭化成ケミカルズ、旭化成エレクトロニクスが持つエレクトロケミカル関連事業を集約し、2009年4月に新たに事業会社（名称未定）を発足する。
このため、該当事業の統合に向けた準備を行う「エレクトロケミカル事業推進室」を4月1日付で旭化成に設置する。
医療関連事業では、現在医療関連事業は、旭化成ファーマの子会社である旭化成メディカルと旭化成クラレメディカルが担当しているが、ことし10月にそれぞれの会社を旭化成の直接の子会社とする。