タビオ／業容拡大に向けSCM基盤強化

「靴下業界のSCM企業」を標榜するタビオは、業容拡大に向けたSCM基盤の拡充を進める。
連結子会社のタビオ奈良で検査・研究施設を充実させ、靴下の品質管理強化を図るとともに、入出庫業務の改善、物流施設の整備・増床を行い、「業容拡大に見合った物流機能の確立」を目指す。
製販一体化の強化に向けては、主要原糸の調達を行い、より店頭に密着した生産体制の構築を進める。生産・販売拠点が国内に位置する優位性を高めていくために、ウェブPOS導入に向けて試験運用を実施し、店頭情報をリアルタイムに把握して、生産の即時対応を図る。これにより、在庫リスク・機会損失の削減を一層進める。
また海外店舗展開では、ロンドン市内の主要立地、ハロッズなどの有力百貨店など既存店舗への商品供給体制、商品管理体制を強化するための仕組み作りを進め、欧州の主要都市など今後の海外展開に向けた体制を整える。