リンクシス、成都にアフターサービス貨物物流センター設立へ

世界のネットワーク設備製造をリードする米国シスコシステムズ傘下のリンクシスは成都市で14日、「シスコ・リンクシス中国製品アフターサービス保税換貨物流センター」を成都市に設立すると発表した。当日は、リンクシスのアジア太平洋地区の柯誠信副総裁をはじめ、成都市税関や成都市物流弁公室などの担当官が出席し設立セレモニーが行われた。
リンクシスは家庭用、中小企業用のネットワーク設備製造で世界をリードする企業。今回、成都保税物流センター内に設立する物流センターは、北京市や上海市の同社製品交換センターをバックアップし、中国国内でのサービスの水準を向上させることが目的だという。
柯副総裁は「成都市は世界レベルの物流設備とサービス能力を備えているだけでなく、市政府など関連部門も大きな支持と協力を提供してくれる。これが中国全体の当社のサービスを支える物流センターの設立に成都市を選んだ理由だ」と語った。
なお、同社物流センターの成都市での設立は、同市が重慶市と競い合っている「中国国内の西部物流センター」都市としての地位獲得に向けた新しいパワーになると見られている。（日中経済通信）