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飯野海運/08年3月期、最終利益42.5%増加

2008年05月09日/決算

飯野海運が5月8日に発表した2008年3月期連結決算は、売上高950億円(前期比18.1%増)、営業利益165億円(24.4%増)、経常利益160億円(38.0%増)、当期純利益55億円(42.5%増)となった。
オイルタンカー部門は、支配船腹のほとんどを中長期契約に投入し安定収益を維持。07年7月には5万トン型プロダクトタンカーが船隊に加わった。ケミカルタンカー部門は、主要航路である中東-アジア航路でマレーシア・インドネシア積みのパームオイルの数量輸送契約を締結するなど、輸送貨物の多様化を促進。中東-欧州航路は配船を継続し、欧州の経済成長に支えられ輸送数量が増加している。船隊は期中に3万7000トン型のケミカル船2隻と2万5000トン型のケミカル船1隻が竣工した。
大型ガスタンカー部門は、LPG船、LNG船とも既存長期契約への投入により引続き安定収益を確保。07年4月には3万5000立方メートル型アンモニア船が船隊に加わった。小型ガスタンカー部門は、内航で好調な石油化学ガス輸送、荷動きの減少したLPG輸送の中で、効率的な船腹投入を図ることにより安定した収益を確保した。近海では堅調な市況をとらえ既存契約の有利更改を行った。07年10月には8700立方メートル型冷凍ガス船も投入し、新規商権の拡大に努めた。
貨物船部門は、製紙会社向け木材チップや電力向け一般炭輸送の専用船の安定収益に加え、高水準のばら積み船市況の中で一般炭と肥料の数量輸送契約にコスト競争力のある支配船を活用し、収益の向上を図った。07年11月に国内製紙会社向け360万立方フィート型木材チップ専用船が竣工した。

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