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飯野海運/営業利益6割減に

2009年07月30日/決算

飯野海運が7月30日発表した2010年3月期第1四半期業績によると、売上高187億4600万円(前年同期比19.6%減)、営業利益14億8600万円(60.1%減)、経常利益9億7000万円(72.6%減)、当期利益5億9600万円(75.1%減)となった。

主力の海運業の売上高は174億2900万円(18.8%減)、営業利益13億500万円(62.5%減)となった。

オイルタンカー部門は、支配船腹のほとんどを中長期契約に投入しているため安定収益を維持しており、売上高は20億3600万円。

ケミカルタンカー部門は、大型船を米国積みアジア向け航海及びアジア積みインド西岸/中東向けのスポット航海に投入することで集荷を強化し収益の確保に努めたが、5月に中東のプラントでトラブルが相次いで発生したことにより、中東積みの既存数量契約及びスポット輸送需要が減少し、売上高は75億6000万円となった。

大型ガスタンカー部門は、LPG船及びLNG船ともに既存長期契約への投入により引き続き安定収益を確保。売上高は16億6200万円となった。

小型ガスタンカー部門は、内航では内需低迷により輸送需要が低調に推移したが、好調だった中国向け石化ガス貨物を内外併用船で積極的に集荷し収益の増加と効率配船に努めた。近海では支配船腹のすべてを中長期の契約に投入しているため安定収益を確保した。売上高は20億3900万円となった。

貨物船部門は、製紙会社向け木材チップ及び電力向け一般炭輸送の専用船の安定収益と、コスト競争力のある支配船を数量輸送契約やスポット契約に投入することで収益の確保に努めた。全船型ともに市況は回復し最悪期は脱したが、前年同期と比べると運賃水準が低い状態が続いており、売上高は34億5700万円。

通期業績予想は、売上高789億円、営業利益49億円、経常利益31億円、当期利益13億円を見込んでいる。

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