財務省／ニュージーランドとAEO相互認証で合意、物流で世界初

財務省は5月14日、ニュージーランドとの間で、貨物管理やコンプライアンスについて税関が認定した事業者（AEO）を対象に、通関を円滑化する両国の制度を相互に認証することで合意したことを発表した。この取決めはわが国初、世界的にも2例目で、双方向の物流を対象とした取組みとしては世界で最初の合意となる。
額賀財務相、クラーク首相の立会いで、AEO相互認証の取決めの署名を行った。
日本のAEO輸出者（特定輸出者）、ニュージーランドのAEO輸出者を相互認証の対象とし、税関当局は相手国の対象者が輸出した貨物について、セキュリティ分野で自国における輸入通関の円滑化措置を供与する。
相互認証の実施に際して必要となる情報交換は、2004年に署名された「日・ニュージーランド税関当局間の協力枠組み」に基いて実施される。相互認証は、新システム稼働後の10月から実施する。