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UPS/中国・深センを新たなアジア域内ハブに

2008年05月22日/物流施設

UPSは、アジア域内ハブを現在のフィリピンから中国の深センに移転する。この新しいハブによって、アジア域内の輸送時間の短縮と運用費削減を実現する。
UPSの新しいアジア域内ハブは、中国南部、香港近郊の深セン空港を拠点とし、アジアの顧客に対する配達所要時間は1日以上短縮され、深センのすぐ北に位置する広東省の工業地域に、高水準のサービスを提供することができる。
なお、ハブの完成と稼働開始は2010年を予定しており、投資額は1億8000万ドルを見込んでいる。
UPSアジア太平洋地域プレジデントのデレク・ウッドワードは「深センの戦略的な立地によって配達所要時間の大幅な短縮とコスト上のメリットが実現されることで、UPSは成長するアジア市場と、これにともない急速に拡大する貿易レーンに対し、より効果的にサービスを提供することができる。ハブの開港にともない、約200の都市で所要時間が丸1日短縮される」と述べている。
現時点では、中国、香港、日本、韓国、台湾の市場はUPSのアジア域内の総取扱量の半分以上を占め、なかでもかなりの量のアジア輸出貨物が、深センハブが置かれる香港と中国東南部から出荷されている。
深センハブの総面積は約8万9000平方メートル(約100万平方フィート)を予定しており、ハブには、エクスプレス通関処理ユニット、仕分け施設、貨物の取り扱いエリアとカーゴビルドアップエリアを設け、ランプハンドリング業務を行う。
当初の処理能力は1時間当たり最大1万8,000個だが、1時間当たり3万6000個へと容易に拡大でき、従業員数は約400人。

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