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日通/モスクワ郊外に大型倉庫を開設

2008年06月09日/物流施設

日本通運は6月6日、ロシア現地法人のロシア日本通運合同会社が、モスクワ市郊外に大型倉庫を開設し、2009年1月から業務を開始すると発表した。
ロシアでは通関事情の改善に伴い、ロシア隣国を介した販売形態からロシア国内での直接販売へ切り替える外国企業が増加、また同国の好調な経済による消費拡大を背景とし、特に一大消費地であるモスクワでは、倉庫需要が急速に高まっている。
日通では05年6月にモスクワ駐在員事務所を開設、06年7月にサンクト・ペテルブルグ日通を設立し、07年7月には同社モスクワ支店を開設。ロシア日本通運に社名変更し、サンクト・ペテルブルク地区では日系メーカーの工場設備の輸入業務を中心に、モスクワ地区では輸送機器メーカーの製品保管・配送業務や海外引越業務を中心に事業を行っている。
現在、モスクワでは協力会社(代理店)の倉庫を活用しているが、業務拡大に伴い、需要が拡大して行くロジスティクス業務に積極的に取り組むため、新規に自社倉庫を開設することにした。
シェレメチボ空港からほど近いモスクワ市北部に建設される新拠点は、サンクト・ぺテルブルグとモスクワを結ぶ幹線道路へのアクセスが容易な好立地で、総面積は約2万4000平方メートル。現行倉庫と同様に、日通の基幹WMSである「REWARDS」を活用したサービスの提供が可能。また、新拠点は施設内各所に監視カメラを設置、24時間体制で警備員が常駐し、警備会社と最寄の警察への緊急通報体制を敷く。
施設概要
名称:NIPPON EXPRESS(RUSSIA)MOSCOW Distribution Center(ロシア日通モスクワDC)
倉庫面積:2万4130平方メートル(高床式、事務所・メザニンを含む)
機能:一般倉庫、トレーラーヤード
ドック数:24(レベラー付ドック)
業務開始:09年1月

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