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国交省調べ/RORO船利用4倍に、内貿ユニットロード貨物流動調査

2008年06月10日/調査・統計

国土交通省は6月9日、内貿ユニットロード貨物の流動実態、内航コンテナ船、RORO船、フェリーによる港湾の利用状況を把握するために行った、内貿ユニットロード貨物流動調査の結果を発表した。
調査対象貨物は、定期的に運航される内航船舶で輸送されるコンテナ、トレーラー、トラックに積載された貨物、RORO船に直積みされた貨物(商品車など)で、コンテナ船社、RORO船社、自動車航送船社(フェリー)の合わせて65社を調査した。調査期間は平成19年11月の1か月間。
調査結果によると、19年11月の貨物輸送量はコンテナ船による輸送量が43万7000トン、RORO船による輸送量103万3000トン、フェリーによる輸送量282万トンで、合わせて428万9000トンだった。
貨物の輸送形態別にみると、コンテナ貨物が75万6000トン、車両で輸送している貨物が329万6000トン、商品車(中古車、建機を含む)の輸送が21万1000トン、荷物を直積みした輸送が2万6000トン。平成12年度に実施した前回調査と比較すると、RORO船を利用した車両による貨物輸送が4倍以上(今回調査71万8000トン、前回調査16万2000トン)に増加している。
平成19年11月のコンテナ船、RORO船によるコンテナ貨物輸送量(全コンテナ貨物輸送量75万6000トンから、フェリーによるコンテナ貨物輸送量14万4000トンを引いたもの)は61万2000トン。このうち外貿コンテナフィーダー輸送量は38万6000トンで63%を占めた。平成12年度に実施した前回調査におけるコンテナ船、RORO船による外貿コンテナフィーダー輸送量(4万9000トン)と比較すると、8倍近く増加している。
航路別にみると、外貿コンテナフィーダー輸送量が最も多いのは神戸港-博多港間で4万5000トン(往路、復路合計)、次いで多いのは横浜港-名古屋港間で4万4000トン(往路、復路合計)。外貿コンテナフィーダー輸送では、上位10航路の貨物量合計で全体の貨物量の7割強を占めた。

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