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JA全農/7~9月期の配合飼料供給価格値上げ、飼料原料・運賃高騰で

2008年06月24日/未分類

全国農業協同組合連合会は6月20日、2008年7~9月期の配合飼料供給価格を4~6月期比で、全国全畜種総平均トン当たり約1500円値上げすると発表した。
飼料原料や運賃の価格高騰、円高の進行などを受けた措置で、改定額は、地域別・畜種別・銘柄別に異なる。
値上げの背景となった飼料の価格は、米国農務省からとうもろこしの作付面積が高値の大豆や小麦にシフトし、大幅に減少するとの見通しが3月末に発表された影響で600セント/ブッシェル超の展開となった。また、作付面積の減少で、来年度のとうもろこし期末在庫率見通しが5.38%と史上二番目に低い水準となっており、シカゴ相場は依然強含みで推移すると見込まれる。
海上運賃は、米国ガルフ・日本間のパナマックス型海上運賃が中国などの鉄鋼原料の輸送需要増加、南米からの穀物輸送の増加などから急騰し、現在は150ドル/トン前後に急騰している。外国為替は、105円前後で推移した。今後は米国経済の回復に時間がかかると見込まれる一方、日本経済もその影響で低調に推移すると見通されている。JA全農はこれらの情勢を総合的に勘案し、値上げを決めたもの。

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