DHLは、パソコンを使用した最新の貨物輸送用ソフト「イージーシップ・コネクト8.0(EasyShip Connect 8.0)」を発表した。
イージーシップ・コネクトはパソコンでダウンロード後、インストールして使用するソフトで、今回はウインドウズ・ビスタに適応。貨物運送状(WB)の印刷から、貨物トラッキング、運送管理情報の報告まで、多岐に渡る機能を持つ。対象は、1日あたり50個までの運送を委託する荷主。
米国商務省の電子輸出情報(EEI)の基準に沿い、ファイリングされる前のITN情報も受け付け可能となっており、特に輸出を行う顧客に対して有効という。
EEIは、評価額が2500ドルを超過した貨物や、特殊な貨物や特定の輸送目的地向けの貨物を含むほとんどの国際貨物輸送に要求されるファイリング手順。
このほか、イージーシップ・コネクトでは、1つのWBで複数の貨物輸送を取り扱うことや、ドライアイスを使った輸送なども可能とした。同社は「とりわけ小口貨物を輸送する荷主に対し、迅速性と効率性を提供できるようになった」としている。
DHLの輸送ソフトには、ほかにも中程度の量の貨物を輸送する荷主向けの「イージーシップ・プロフェッショナル」、サーバーを使ったサービスである「イージーシップ・エンタープライズ」などがある。(翻訳)