日本生活協同組合連合会は7月31日、コープ商品の品質保証体系を再構築する計画をまとめた。
工場点検・物流管理の強化では、製造や物流委託先の協力を得て、工場での製造から物流の過程で、事故防止のための改善策を進めていく。
具体的には、物流の管理強化として、製造日付別の入庫と出庫の履歴管理を行う。商品に事故があった場合、早く影響範囲を特定するため、日本生協連の配送センターでの製造日付別の入庫・出庫の履歴や、どの製造日の商品がどのルートで運ばれているのかなどを速やかに把握できるようにする。
また、日本生協連物流センターへの商品入庫の検品基準を見直し、入庫時に不良品があった場合の原因究明の機能を整備していく。
さらに、原料リスクや製造リスクなどを配慮した工場評価により、点検計画を立て、工場の点検活動を強化するほか、工場の使用薬剤や、工場への人の出入りの点検も強化していく。
