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富士通フロンテック/RFID活用の物品管理ソリューション

2010年09月14日/IT・機器

富士通フロンテックは9月14日、世界最小クラスのUHF帯金属タグ活用の「物品管理ソリューション」を10月末から提供すると発表した。

UHF帯RFID製品群TagFrontのラインナップ。

同ソリューションは、OA機器や、計測器、什器など、金属・非金属を問わない物品の管理において、RFID関連ハードウェア、新製品の超小型金属タグ、物品管理ソフトウェアをセットにしたソリューション。システム規模の大小や管理形態別に合わせて4タイプをラインナップしており、カスタマイズ費用を抑えた物品管理のソリューション提供が可能となるのが特徴だ。

物品管理業務(棚卸・貸出/返却管理)では、台帳を使用した手作業やバーコードを活用したシステムが主流となっている。

だが、棚卸し作業に時間が掛かる、台帳への記載ミスにより備品が紛失しても発見が遅れる、不正持出を抑止できないといった問題が指摘されており、パソコン、測定器などのIT機器を大量に使用する事業所では、厳格な物品管理が求められ、関連業務の効率化、迅速化が課題となっている。システムにおいても、顧客要件に合せるためのカスタマイズ費用や開発期間がかかり、稼動まで長時間を要するといった課題もある。

同ソリューションには、物品の棚卸し、貸出/返却管理、不正持出防止など、物品の管理に必要な機能を標準装備する。主な機能は、棚卸し管理機能で、管理対象物に貼付されている複数枚のRFIDタグをハンディターミナルで一括読取りし、不一致があった場合には、アンマッチと画面表示・リスト出力で、棚卸し管理をする。

貸出し管理機能では、入庫されている管理対象物に貼付されている複数枚のRFIDタグをリーダライタで一括読取りし、管理対象物は、「貸出中」と画面表示・リスト出力で、貸出し管理をする。

返却管理機能では、管理対象物に貼付されている複数枚のRFIDタグを一括読取り「保管中」と画面表示・リスト出力で、入庫(棚入れ)管理する。データ照会機能では、管理対象物の最新の状況(貸出中、保管中など)や処理の履歴を照会する。

不正持出監視機能では、新製品の超小型金属タグを利用し、不正持ち出しがあった場合、管理対象物の不正持出をゲート型アンテナが検知し、アラーム・パトライトなどで警告し、不正持ち出しを監視する。

ソリューションには、幅広い用途に使え、容易な取付けと、ロングレンジの通信距離を実現した「超小型金属タグ(10月末販売開始)」を採用する。同タグは金属、非金属を問わず貼り付けが可能で、金属面貼り付け時で約1.5mの通信距離を確保する。実装スペースが限定される小型物品(ノートパソコンなど)にも簡単に取り付けが可能だ。

ソリューションは、RFID関連ハードウェア、新製品の超小型金属タグ、物品管理ソフトウェアをシステム規模の大小や管理形態別に合わせた4タイプを、オールインワンソリューションとして提供する。カスタマイズによる費用増加を抑制し、稼動までの時間を大幅に短縮することが可能となる。

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