日本政策投資銀行は9月26日、同行北海道支店が生活協同組合コープさっぽろに、「資源有効利用促進等資金利子補給金事業」に基く融資を実行したと発表した。融資した資金は、「コープさっぽろエコセンター」の新設資金に充当される。今回の案件は、経済産業省が実施する同事業の道内企業としては認定第1号となる。また、流通事業者向けとしても全国初の認定だという。
新設される「コープさっぽろエコセンター」(江別市東野幌)は、10月1日に開業する予定。道内の生協各店舗で発生する発泡スチロールやダンボールなどを、商品配送トラックの帰り便を活用して回収。エコセンターで圧縮・減容処理し、容器包装材料などに再資源化するもの。
今回の融資に際して、各店舗から発生する容器包装のリサイクル促進、配送トラックの帰り便利用という物流合理化を合わせて行う取組みが評価され、認定を受けることとなった。
資源有効利用促進等資金利子補給金事業は、金融機関が行う資源の有効利用促進につながる設備投資向けの融資に対し、国が利子を補給することで、資源エネルギーの合理的・適切な利用を促進することを目指す制度。