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ブリヂストン、東洋ゴム工業/業務提携、物流拠点・物流網相互活用

2008年10月28日/SCM・経営

ブリヂストンと東洋ゴム工業は10月27日、業務・資本両面での提携を発表した。5月16日に提携を検討する事で基本合意していたもので、今回具体的な提携の内容を明らかにした形となった。

両社は今後、物流、調達、技術開発など5分野で業務提携し協働し、物流面では、往復便を活用した輸送・経営面の効率化とCO2削減の両立、倉庫など物流拠点の相互活用、物流子会社のフル活用、資材や業務ノウハウに関する「ベスト・プラクティス」の相互活用に一致して取り組む。

また、海外生産拠点での相互近地生産による物流コスト負担改善にも着手。中長期的には国内外の共同輸送や倉庫拠点の統廃合にも着手し、両社で活用する大規模倉庫の新設も両社で検討する。

資材調達面では内製原材料や汎用設備の相互供給、グループ内のエンジニアリング会社の有効活用を図る。このほか、設備部品の共同調達の実行可能性も継続して検討し、中長期的には、可能な範囲での原材料共同調達や原材料スペックの統合など調達物流の合理化にも取り組む。

さらに、小ロット対応生産技術などの相互技術供与、米州の向上での相互生産委託、生産の相互補完体制確立も予定されている。ゴム・タイヤ以外では、ウレタン事業分野や防振ゴム分野で協業、協働調達の可能性について検討する。

両社は相互に株式を持ち合うことで資本面でも提携、10月16日に相互に払い込みが完了した。東洋ゴム工業は第三者割当で新株式2000万株を発行し、全数をブリヂストンに割り当てた。ブリヂストンは、自己株式として保有する普通株式389万3204株を第三者割当で東洋ゴムに割り当て、東洋ゴム工業はこれを引き受けた。

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