日本通運は、中国・長江中上流域主要都市(成都、重慶、武漢)を発地とする全世界向け複合一貫輸送(NVOCC)サービスを12月より強化した。
主な仕向け地は北米地域(ロサンゼルス、ポートランド、シアトル、ニューヨーク、サバンナ主要港)、欧州地域(ハンブルグ、アントワープ、サザンプトン主要港)、東南アジア地域(マニラ、ポートケラン主要港)、豪州地域(シドニー、ブリスベン、メルボルン主要港)、日本国内各主要港。
東南アジアは週2~3便体制で、その他の地域も週2便体制でのサービスを提供する。
同社は、中国海運日本との共同出資により昨年設立したCNJワールドロジスティクスの海上輸送サービスを利用して、発地では天宇客貨による国内輸送、輸出入通関、コンテナドレージなどのサービスを実施し、CNJワールドロジスティクスのサービスと組み合わせ、高品質で安定したFCLNVOCCのワンストップサービスを実現した。
成都を発地とする海上貨物は、重慶から上流約150kmに位置する濾州港まで陸送し、長江内航コンテナバージに積み替える。
さらに、重慶からの輸送は、三峡ダムにおいては事前通航申請を行なうことで迅速な通過を実現した。
また、GPSを完備したコンテナバージの利用や上海港専用バースでの積み替えなどサービスを提供する。
■問合せ
日本通運
海運事業部
複合輸送担当中国チーム:天白、石川、満園
TEL.03-5434-0211