日本通運は2月5日、フィンランド・コトカでのVMI(ベンダー主導型在庫管理)を付加したロシア向け複合一貫輸送サービスを開始したと発表した。
従来、ロシア内に現地法人を持たない日系企業を対象に、コトカまでのNVOCCとコトカでの倉庫業務を組み合わせたサービスを提供し、購入者側がトラックを手配してコトカまで引き取りに来ていた。
しかし、ロシアに現地法人を設立する企業が多くなり、契約条件が従来のコトカ渡しやロシア港渡しから、モスクワを主としたロシア国内渡しに変更されるケースが増加していた。
このため他社に先駆け、フィンランドでの非居住者在庫による調整機能(VMI)とロシア向け陸上輸送を付加した新サービスの提供を開始したもの。
新サービスの開始に合わせ、フィンランドでの一時在庫を含む貨物保険を日本興亜損害保険で設定してサポートしている。
フィンランドの倉庫業務は、提携先であるStella Corona社が保有するコトカ港の目前にある倉庫(30,000㎡)を利用して、在庫管理システム(REWARDS)によって、日本からでもフィンランドの在庫管理がWebSite上で可能となっている。
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日本通運
海運事業部
複合輸送担当:織田、田中、落合
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