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ケイヒン/国内外ともに不調、売上高5.4%減

2009年02月16日/3PL・物流企業

ケイヒンが2月13日に発表した2009年3月期第3四半期決算によると、売上高は327億9400万円(前年同期比5.4%減)、営業利益13億4900万円(24.5%減)、経常利益10億4200万円(27.2%減)、当期利益6億6200万円(99.4%増)の減収減益となった。

部門別の成績は、国際物流部門で港湾作業の貨物取扱が好調に推移し、取扱量は10.3%増加した。輸出車両の海上輸送も貨物取扱が堅調に推移。一方、複合一貫輸送は輸入貨物取扱いは増加したが、日本や香港での輸出貨物取扱が低調で、取扱量は8.7%減となった。プロジェクト貨物も大型輸送案件の受注が少なく取扱が減少した。

海運貨物も輸出貨物の取扱が低調で、取扱量は6.0%減となった。航空貨物は輸出貨物取扱は増加したが、輸入貨物取扱いが低調で、取扱量は15.9%減と大幅減を記録。国際物流部門の売上高は134億1400万円(11.2%減)となった。

国内物流部門は、倉庫保管・荷役が機械工業品などの減少により、保管残高は2.7%減となった。入出庫取扱量も2.4%減で推移。一般貨物輸送も、住宅関連資材や日用雑貨などの取扱が低調に推移し、運送トン数は8.3%減となった。また、海上コンテナ輸送も、子会社解散に伴い、関西地区で2007年10月から取扱を止めたため、取扱本数は20フィート換算で23.7%減と大幅減となった。国内物流部門の売上高は133億5400万円(4.8%減)にとどまった。

宅配物流部門は、通信販売商品の新規取扱もあり好調に推移。取扱件数は17.3%増と拡大した。商品センター作業も順調に推移し、取扱個数は9.0%増となり、部門売上高は60億2500万円(9.0%増)となった。

通期の業績予測は売上高441億円(2.6%減)、営業利益18億円(16.0%減)、経常利益13億円(20.4%増)、当期利益7億5000万円(150.8%増)と減収減益が継続する見通し。

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