ケイヒンが8月12日に発表した2010年3月期第1四半期決算は、売上高87億9300万円(22.0%減)、営業利益1億6300万円(65.4%減)、経常利益7800万円(79.5%減)、当期利益5400万円(78.9%減)と大幅な減収減益となった。
国際物流部門では、複合一貫輸送が、日本で輸出入貨物と香港における輸入貨物が低調に推移し、取扱量は前年同期比23.8%の減少となり、輸出車両の海上輸送も低調に推移した。
海運貨物は、輸出入貨物が減少し、取扱量は前年同期比33.6%の減少となり、プロジェクト貨物も低調に推移した。
航空貨物は、輸入貨物の取扱いは前年同期を上回ったが、輸出貨物が低調に推移した。
港湾作業は、輸出車両の取扱いが減少したこと等により、船内・沿岸作業が低調に推移し、取扱量は前年同期比56.5%の減少となった。
以上の結果、国際物流部門の売上高は29億40500万円(37.3%減)。
国内物流部門は、倉庫保管の平均保管残高は前年同期並となったが、倉庫荷役は、食料品や機械等の減少により、入出庫取扱量は前年同期比12.7%減少。
一般貨物輸送は、化学工業品や住宅関連資材が低調に推移し、運送屯数は前年同期比20.1%減、海上コンテナ輸送も、取扱本数は減少し、国内物流部門の売上高は38億4900万円(10.3%減)。
宅配物流部門は、通信販売商品が減少し、宅配は前年同期比3.1%の減少、商品センター作業の取扱個数は前年同期比2.7%の減少し、宅配物流部門の売上高は19億9800万円(12.7%減)となった。
通期は売上高390億円(5.2%減)、営業利益11億円(8.9%減)、経常利益6億5000万円(22.0%減)、当期利益3億8000万円を見込んでいる。