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ケイヒン/コンテナ貨物終了などが響き減収減益、経常利益38%減

2008年11月17日/決算

ケイヒンが11月14日に発表した2009年3月期第2四半期決算によると、売上高は219億5700万円(前年同期比7.4%減)、営業利益8億5500万円(33.4%減)、経常利益6億3900万円(38.3%減)、当期利益4億300万円(前期は5600万円の当期損失)と減収減益を記録した。

部門別の概況では、国際物流部門で港湾作業は船内・沿岸作業の貨物取扱いが好調に推移。取扱量は13.3%増加した。輸出車輌の海上輸送も堅調に推移した。一方、複合一貫輸送は、香港の輸入貨物は増加したが、国内の輸出入貨物や香港の輸出貨物が減少、合わせて7.0%減少となったほか、プロジェクト貨物も前期の反動減で落ち込んだ。海運貨物も輸出入貨物が6.7%減と減少した。

航空貨物は輸出貨物は増加したが輸入貨物が低調に推移。10.9%減と大きく減少した。国際物流部門全体では売上高91億1900万円(16.1%減)と大幅に落ち込んだ。国内物流部門は、倉庫保管・荷役が機械工業品などの減少で保管残高は5.4%減となった。入出庫取扱量も1.6%減。一般貨物輸送は、日用雑貨や住宅関連資材などの取扱いが低調で、運送トン数は8.2%減にとどまった。

海上コンテナ輸送は、昨年10月子会社解散で関西地区でのコンテナ貨物取扱いが終了。取扱本数は20フィート換算で28.6%減と大きく後退した。国内物流部門の売上高は89億9700万円(4.6%減)に終わった。宅配物流部門は、宅配が通信販売商品の取扱い増加で好調に推移。取扱件数は18.1%の大幅増を記録した。商品センター作業も同様で、取扱個数は13.8%増となった。宅配物流部門の売上高は38億4100万円(11.9%増)と全部門で最も好業績となった。

通期は予測売上高441億円(2.6%減)、営業利益18億円(16.0%減)、経常利益13億円(20.40%減)、当期利益7億5000万円(150.8%増)と回復基調に乗るにはまだ時間が掛かる見通し。

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