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ケイヒン/輸出入貨物の取扱減などで売上高9.1%減

2009年05月15日/決算

ケイヒンが5月15日に発表した2009年3月期決算によると、売上高は411億4900万円(前年同期比9.1%減)、営業利益12億700万円(43.7%減)、経常利益8億3300万円(49.0%減)、当期利益4500万円(前期は2億9900万円の当期利益)となった。

国際物流部門は、複合一貫輸送の日本での輸出入貨物や香港の輸出貨物の取扱いが低調に推移し、取扱量は13.9%減となった。輸出車輌の海上輸送も、貨物取扱いが低調に推移。プロジェクト貨物の取扱いは微減だったが海運貨物は輸出貨物を中心に貨物取扱いが減少し、取扱量は12.0%減となった。

航空貨物は、輸出貨物の取扱いは前期並を確保したが、輸入貨物の取扱いが低調で取扱量は25.0%減。

港湾作業は、船内作業の貨物取扱いは順調だったが、沿岸作業の貨物取扱いが低調だったため取扱量は6.7%減となった。国際物流部門の売上高は154億9600万円(18.7%減)の大幅減となった。

国内物流部門は倉庫保管の平均保管残高は前期並だったが、倉庫荷役は機械工業品などの減少で、入出庫取扱量は3.7%減。一般貨物輸送も、化学工業品や日用雑貨などの取扱いが低調に推移し、運送屯数は12.7%減だった。海上コンテナ輸送も子会社解散に伴い、関西地区で2007年10月より取扱いを停止したため、取扱本数は20フィート換算で21.3%減。国内物流部門の売上高は178億2900万円(4.6%減)だった。

宅配物流部門は、通信販売商品の新規取扱いもあり好調に推移。取扱件数は14.6%増となり、商品センター作業も取扱いが順調で、取扱個数は7.1%増となった。宅配物流部門の売上高は78億2400万円(4.1%増)だった。

来期は、輸出入・国内貨物運送の取扱い回復・増大、倉庫施設における新規安定貨物の確保、車輌輸出事業のサービス向上による取扱いシェアの拡大、グループ会社の損益改善などを目指すが、売上高390億円(5.2%減)、営業利益11億円(8.9%減)、経常利益6億5000万円(22.0%減)、当期利益3億8000万円の見通し。

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